オーストリア、ウィーン
ウィーン  8月29日(晴れ)

ハプスブルク家とサジ家

そうそう、ウィーンにはモーツァルトがたくさんいましたが、同じくらい見どころもたくさんありました。
29日は久々の晴れってことで、一気に見どころを巡ることに。

なんといっても、ウィーンの、というかオーストリアの発展の元となったのは、ハプスブルク家でしょうね。
地球の歩き方(のコピー)のハプスブルク家特集を読んで予習しつつ、まずは「シェーンブルン宮殿」へ。

とにかく壮大かつ豪華。
やっぱり世界遺産だそうです。

宮殿


宮殿の庭。広すぎ。右奥にはパンダのいる動物園まであるらしい。


上の写真の奥にも小さく写ってる、宮殿の奥の丘立つグロリエッテ。遠いぞ!



宮殿内を音声ガイド(日本語あり)付きで見学できるグランドツアーは12.9ユーロ。
でも、こうなりゃとことんハプスブルク家に浸ってやろうと、サジ家は、宮殿の他に王宮+家具博物館に入れるお得な「シシィチケット」22.5ユーロを購入。

やっぱ音声ガイド付きがいいね。
めっちゃハプスブルク家の勉強ができました。
皇帝とか嫁って、お金使い放題で立派な王宮とかばっか作って遊んで暮らしてたのかと思いきや、めちゃくちゃ外交とか政治とかちゃんとやってたのね。
ヨーゼフ2世なんか、朝5時から夜までずっと仕事場にこもりっきりだってさ。
こりゃ失礼しました。
ハプスブルク家といえば、マリー・アントワネットが有名だけど、そのおかん、マリア・テレジアはすごいパワフルおかんだったようです。

こちら、王宮近くにあるマリア・テレジアおかん像。
さすが、後光が射しております。(逆光なだけだが)


旦那であるフランツ1世を差し置いて、政治をバリバリやってた女帝イメージがある彼女も、最愛の夫を亡くしてからは、生涯喪服で過ごしたという健気さに心を打たれました。
あと、夫と出会ってから夫が亡くなるまでに過ごした時間を記したメモが見つかったんだって。
「29年6ヶ月6日、29年、335ヶ月、1540週、1万781時間、35万8744分」。
ステキやん。

ワタクシも、バリバリ・健気にサジ家の女帝としてがんばろう!と意気込んでいた矢先、購入したはずの大切な「シシィチケット」を宮殿を出た後どこかでなくしてしまい、サジ家皇帝ダーリン1世に呆れられてしまう始末。
まだまだ修行が足りないようで。
というわけで、悔しいから王宮(単品で9.5ユーロ)は入らなかったとさ。
ちゃんちゃん。

前まで行ったけど入れなかった王宮(ミヒャエル門)。

 オーストリア、ウィーン
ウィーン  8月29日&30日(晴れ)

サジ家、ウィーンにてモーツァルトにまみれる

音楽の都、ウィーン。
曲がりなりにもクラッシックをかじっている嫁としては、否応なしに鼻息が荒くなります。
ただ・・・思ってたより観光ずれしてるのがちょっと残念。
ウィーンって、なんかこう、もっとオシャレでシュッとしてる高貴なイメージだったんですが、

こういうモーツァルトさんがたくさんいたり、


「ほとんどモーツァルト」なお土産屋さんがわんさかあったり、


あらゆるものがモーツァルト化してます。

あ、失礼、こちらは本物のモーツァルトさんでしたね。



ま、ウィーンのモーツァルトは、丹波篠山(嫁実家)でいう黒豆みたいなもんやな。
モーツァルトさんは神童やしね。黒豆さんはおいしいしね。
しゃーない、しゃーない。担ぎましょう。


さて、ここのところサジ家は、クラッシック界では名高いオーケストラを持つ街ばかりに滞在しているのをお気づきでしょうか。
ベルリンフィル、チェコフィル、ウィーンフィル・・・とかね。
事前調査不足のせいで、ベルリンに着いてからベルリンフィルの演奏会がないか慌てて調べた嫁でしたが、この時期はオフシーズンで、みんなオーストリアの「ザルツブルグ音楽祭」に出稼ぎに行ってるのね。
ならば、いざザルツブルグへ!とテンションを上げてみたものの、今から行っても音楽祭最終日に間に合うかどうか・・・といったグズグズ感。
いいもんいいもん、日本でだって聴けるもん、といじけた毎日を過ごしてました。


さて、そんな久々にいいお天気な29日、ウィーン国立歌劇場(オペラ座)の外で写真を撮っていると、数人のモーツァルトに囲まれました。
新種の首絞め強盗か?!と戦闘態勢に入ったサジ家でしたが、どうやらコンサートのお誘いのようです。
さすがモーツァルトさん。
やることが違います。



若干怪しいと思いつつも、モーツァルトさんの説明を聞いてみると、なんとあの「楽友会館」の黄金のホール(グローサー・ザール)にて、その名も「モーツァルト・オーケストラ」という楽団が明日の夜コンサートをやるとのこと。
楽友会館の黄金ホールといえば、毎年年始にウィーンフィルがニューイヤーコンサートをやる、あの金ぴかホール!!絶対見たいやん!

急にテンションが上がったサジ家に、モーツァルトさんが10分間くらい、ひたすらいい席を勧めてくれたにも関わらず、S/A/B/Cとある席ランクのうちBランクをサクッと選択するサジ家。
演奏には期待できんけど、2階席の真ん中らへんが音響的によさそうだもんね。

嫁がモーツァルトに代金をせびられている間に、あるモーツァルトに「それ、なんぼなん?」と一眼レフの金額を尋ねられたダーリン。
30万円と言いたくて、ついつい「30ユーロ」と答えてしまった瞬間、「あんた、それを言うなら3000ユーロやろ!」と全モーツァルトに突っ込まれてました。
最近のモーツァルトさんは、音楽だけでなく幅広い芸を身につけれらっしゃるようです。

その後、モーツァルト芸人と記念撮影。
右の芸人、ちょっと南海キャンディーズの山ちゃん入ってますな。
当然、この写真を撮ってくれたのもモーツァルトです。(写真がなくて残念)





ちなみに、「モーツァルト・オーケストラ」は、観光客向けのオーケストラで、オペラ座やら楽友会館やらでウィーンフィルの合間を縫って演奏してるようです。
”観光客向け”ということで、若干つかまされた感がありますが、いい点もあります!

① ドレスコードなし!
本来なら、洗濯しすぎたズタボロTシャツしか持っていないサジ家なんて門前払いな由緒正しきコンサートホールに堂々と入れる!
#その代わり、全体的にかなり品のない感じではあります。

② 館内撮影規制なし!
演奏中でもフラッシュがたかれる始末で、クラッシックをかじっている嫁としては開いた口がふさがらない状況ではありますが、何はともあれ撮影できることはサジ家にとってはこの上ない喜びであります。
#当然ビデオ撮影も可能なので、きっと録音も怒られません。なのに、ロビーではモーツァルトオーケストラのCDを売っていて、めっちゃドレスアップした日本人団体客がみんな買ってました。いやはや。

というわけで、こんな感じ!超感動!

楽友会館



ロビー
外タレ中心にいい感じに写ってますが、実際は観客の約半分がアジア人団体観光客。


黄金のホール!!
ニューイヤーコンサート時の豪華な花飾りがないのでやや質素とはいえ、ほんとに金ぴか!!

天井まで!!






さて、モーツァルトさんの話に戻りましょう。
「モーツァルト・オーケストラ」は、ほぼ全員モーツァルトでした。
細身のモーツァルト、ぽっちゃりモーツァルト、パリッとしたモーツァルトにだれっとしたモーツァルト。
当然、指揮者もモーツァルトなんですが、唯一コンミスだけモーツァルトじゃない!
うーん、こういう中途半端さ。ステキです。



ちょっとウィーンフィルがザルツブルグ音楽祭に出張しているからって、モーツァルトたちは天下の楽友会館でやりたい放題ですな。

とにかくホールの響きが聴きたくて行ったようなもんなんですが、それはそれはすばらしかった。
肝心の演奏は・・・まぁ思ったより悪くはなかったです。さすがウィーン。
唯一の脱モーツァルトなコンミスさんののソロなどもあったんですが、とても上手でした!
でもダーリンいわく、「Nフィルの方が上手じゃん」だそうです。ほほほ。
曲目は、モーツァルトとシューベルトのいいとこ取りセレクション。
クラッシック初心者にも楽しめるプログラムとなっております。
黄金ホールでのコンサートのときだけかもしれませんが、最後はお決まりの「ラデツキー行進曲」でみんなで手拍子。
ここまでされると、さすがにちょっと引きましたが、その拍手の音さえいい響きだったからよしとしましょう。

やっとクラッシック天国らしいことができて、これで心おきなく次の国へ旅立てます。
ありがとう!たくさんのモーツァルトさんたち!

おまけ:黄金ホールの席案内のモーツァルトさん



そうそう、夏の間、ウィーンでは「FILM FESTIVAL」というお祭り?が開催されています。
めちゃくちゃ立派な尖塔を持つ市庁舎の正面に、巨大な画面がセットされ、毎晩20時半ごろから、クラッシックやオペラなどが上映されます。
市庁舎の前の広場には、各国料理の出店が立ち並び、みんなビールを片手にクラッシックを気軽に楽しんじゃおうぜ、夏なんだからさ、というイベント。
観光客だけでなく、地元の人もたくさん来ているようで、すごい人でした。
こんな気軽にクラッシックを楽しめるなんて、ウィーンならではのいいイベントですね。

サジ家も29日の夜に行ってみましたが、その日の上映はウィーンフィルの2010年ニューイヤーコンサート。
黄金ホールのおさらいができて、さらにウィーンフィルもウィーンで聴けて一石二鳥でしたー